ヒルロイドについて


こんにちは、yuyuです。
今回は妹のアレルギーケアで欠かせない「ヒルロイド」について、我が家の体験を交えて紹介します。

肌荒れで最初に処方された塗り薬は白色ワセリンでした。初診時、妹は生後7か月だったため、不純物が少なく、刺激が少ない白色ワセリンは赤ちゃんにも安心して使用できます。

しかし、ワセリンはべたつくため、塗られるのを嫌がることも多く、あまり効果も感じられませんでした。

その後、かかりつけ医から大学病院に移転してから処方されたのがヒルロイドです。

ヒルロイドは肌の保湿と修復をサポートするお薬で、主成分は「ヘパリン類似物質」。
肌の水分を保つだけでなく、赤みや炎症を和らげる効果もあります。ステロイドではないので、長く使っても皮膚が薄くなる心配が少ないのも安心ポイントです。


我が家での使い方

  • 朝の着替えのときと入浴後に、ティッシュペーパーが肌くっつくぐらいの量をたっぷりと優しく塗る
  • 汗をかいてシャワーを浴びたときにも追加で塗る
  • かゆみを訴えたとき

べたつきはありますが、ワセリンに比べるとかなりましで妹も嫌がることは少なかったです。

また、肌ケアに気を付けていても夏場は汗をかくことも多いため、妹がかゆみを訴えることが多かったです。搔かないように声掛けをしてもかきむしって血が出ることもあったのですが、「お薬ぬるからもうかゆくないよ」といいながらヒルロイドを塗ると「もう平気だよ」と言ってくれることが多かったです。プラシボー効果かもしれませんが、ステロイドを何度も使うのは抵抗があったため、ヒルロイドがあると本当にたすかりました。


ヒルロイドの注意点

  1. 即効性はない
    かゆみを抑える効果はなく、あくまでも保湿メイン
  2. ると白色のクリームがしばらく残っている
  3. これは私の気のせいかもしれませんが、塗り始めてから体毛が濃くなったような気がします。もしかするともともと体毛が濃くなるタイプだったのかもしれませんが、姉や周りの子どもと比べてかなり濃い気がします。                            →3については、書籍『子どものアトピー性皮膚炎のケア』によるとステロイドの副作用でした。気のせいではなく、やはり実際に濃くなっているのだなと夫婦で改めて話をしました。


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「妹のアレルギー肌に使っているリドメックス軟膏コーワ0.3%の使い方と体験」



こんにちは。
今日は妹のアレルギー肌に使っている塗り薬、**リドメックス軟膏コーワ0.3%**について書きたいと思います。

我が家では、医師の指導のもと肌状態改善とキープのために使用しています。


💊 リドメックス軟膏コーワ0.3%ってどんな薬?

  • 皮膚の炎症を抑える中くらいの強さのステロイド薬
  • 湿疹やアレルギーによるかゆみに効果的
  • 適切に使うことで、肌の状態を改善できる

🕘 わが家での使い方

  • 最初は毎日朝晩2回塗布
  • 肌の状態が改善するにつれ、少しずつ量を減らして調整
  • 現在は水曜日と土曜日の入浴後に1回塗るだけになりました

ステロイド薬は長期間使用すると、皮膚が薄くなったり、免疫抑制作用で感染症のリスクが上がるなどのデメリットがあります。
でも、使わなければ肌は改善せず、毎日かゆみとの戦いになってしまいます。

そのため、肌の状態を見ながら適切な回数で少しずつ量を減らすことがポイントです。
妹は、週2回から1回に減らすと肌がざらつき、かき始めるので、肌が強くなるまでは焦らず様子を見ています。


✨ 使い方のポイント(わが家の場合)

  • 量の目安:大人の人差し指の爪先から第一関節までで、両手のひら程度をカバーするイメージ
  • 目の周りは慎重に使用
  • 肌への刺激になるので、すりこむように塗らず、優しく滑らせるように塗る
  • 改善したからといって、急に塗るのをやめない

🌟 実際に使ってみて

ステロイドにはマイナスイメージがあり、最初は親も難色を示しました。
でも実際に使ってみると、肌状態がぐっと改善。

妹の肌はもともと荒れていて赤黒く、目も腫れぼったかったのですが、
今ではかゆみを訴えることもなく、ひっかき傷もなくなり、肌の色も明るくなりました。妹は、こんなにも色白の子だったのかと驚きました。
使って本当に良かったと感じています。


⚠ 注意点

改善したと思って急にやめると、以前よりひどい状態にぶり返すことがあります。
そのため、数か月かけて少しずつ量を減らすのが安心です。

それと、ステロイドは生後7か月から使用し始めたのですが、半年ぐらいたってから副作用による体毛の濃さが気になるようになりました。

今、妹は3歳半なのですが、二次性徴を迎えた子供ぐらいの毛の濃さです。

毛が濃くなるなるにつれて、夏場の匂いも気になるようになりました。匂いに関しては両親からも指摘をうけました。子供ですので汗がかきやすいため、体毛が濃いと雑菌がわきやすいのかもしれません。

ステロイドの使用をやめれば、治りやすい副作用らしいですが、まだ継続中のため治るかどうかはわかりません。

今はまだ小さいので妹自身は体毛の濃さや匂いに関しては何も気にしてはいませんが、成長するにつれて気になるかと思います。その時には、薬の影響のせいであること、ステロイドをやめても治らなければ脱毛しても良いと伝えようかと思っています。

次回はヒルロイドについて書いていきたいと思います

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綺麗な肌を保つために

綺麗な肌を保つ理由について、B病院で受けた指導内容をもとにまとめてみます。

アレルギーは「口から適量を接種すれば改善する」ことがわかっていますが、一方で口以外の場所、つまり肌からアレルゲンが侵入すると症状が悪化することがあるそうです。特に傷や肌荒れでバリア機能が低下していると、そのリスクが高まります。だからこそ、普段から肌をきれいな状態に保つことがとても大切だと教わりました✨

我が家で実践していることは以下の5つです。


① お風呂・シャワーの温度は冬でも38度♨️

熱すぎるお湯は皮膚のバリア機能や保湿成分を奪ってしまいます。38度のぬるま湯なら皮脂を過剰に落とさず、潤いを守れます。
ただ、冬は少し寒いので浴室暖房を使ったり、シャワーを壁にかけて湯気で浴室を温めたり、マット、すのこを敷く、脱衣所にヒーターを置くなどの工夫をしています。


② シャンプーやボディーソープの成分チェック🧴

妹のアレルギーがわかるまでは、牛乳石鹸やマー&ミーLatteを使っていましたが、どちらも牛乳成分入りでした。牛乳由来成分が入っていない製品に変えただけで、肌がぐんときれいになったのは驚きでした。その後、ほかにどのような製品に牛乳成分が含まれているのか調べたところ、リファの製品にも含まれていました。購入前に成分を確認することが本当に大切だと改めて実感しました。


③ 大量の泡でやさしく洗う🫧

理想はCMのようなふわふわの泡。泡で出てくるタイプは弾力が弱く、肌を摩擦してしまうので、洗面器に泡立てタオルとボディーソープを入れて山盛りの泡をつくり、手でやさしく洗っています。


④ 保湿剤は朝晩たっぷり💧

ティッシュが肌にくっつくくらいたっぷり塗るようにと指導されました。大人の人差し指の指先から第一関節までで、大人の両掌分を塗れます。身長90センチの妹では、人差し指の指先から根元までの長さ3本ぐらいの量を使用しています。それだけの量をたっぷりと塗ると、次に塗るときまで肌がしっとり柔らかく保たれているのを実感します。


⑤ 汗をかいたらすぐにシャワー🚿

タオルで拭くと摩擦でかえって肌荒れを悪化させることがあるそうです。可能な限りシャワーで流して、着替えさせるようにしています。夏場は帰宅後すぐにシャワーが定番になりました。


これらは、実際に妹に試してみて効果を感じられた方法です。少し手間はかかりますが、毎日の積み重ねで「肌をきれいに保つ」ことができているように思います🌿

次回は、妹が使用している薬について書いていきたいと思います。
ここまで読んでくださって、ありがとうございます。

負荷試験を続ける理由

そもそも負荷試験とは何か

子どもにアレルギーがあると「この食べ物はどのくらいなら大丈夫なの?」「もしかしたらもう食べられるかも?」という疑問はつきものです。そんなときに行われる検査が「アレルギー負荷試験(食物経口負荷試験)」です。

負荷試験ってどんな検査?

アレルギーが疑われる食品(卵・牛乳・小麦など)を、医師の管理のもとでごく少量から食べてみて、体にどんな反応が出るかを調べる検査です。
血液検査や皮膚テストだけでは「実際に食べられるかどうか」はわからないため、より確実な診断のために行われます。

なぜ子どもに必要なの?

  • 本当にアレルギーがあるかを確かめるため
  • どのくらいの量までなら食べられるのか(安全な量の目安)を知るため
  • 成長にともなって食べられるようになっているか確認するため

特に子どもは成長とともにアレルギーが改善することも多いため、「負荷試験」は食生活の幅を広げる大切なステップになります。

実際の流れは?

負荷試験は必ず病院で行います。
少量からスタートし、時間をかけて少しずつ増やしながら、医師や看護師がしっかりと見守ります。強い症状が出る場合もあるので、救急対応ができる体制の整った環境でのみ実施されます。

親として知っておきたいこと

  • 自宅で自己判断して試すのは絶対に危険
  • 必要かどうかは必ず医師と相談して決める
  • 結果によって食べられる範囲が広がることもあり、子どもにとって大きな自信につながる

子どもの食物アレルギーは、毎日の食事や園・学校生活に大きく影響します。だからこそ、正しい検査を受けて「どこまで大丈夫なのか」を知ることは、親子にとって大きな安心につながります。

以上が今まで書いた負荷試験の内容について簡潔にまとめた内容です

上記にプラスして、私が負荷試験を頑張ろうと決めた医師の説明は下記になります

負荷試験を続ける理由

  • 何もしなくても全体の7割は大人になるとアレルギーは治る。しかし、3割は治ることなく一生アレルギーと付き合うことになる。そうならないために、負荷試験が必要
  • 症状がでない、安全な量のアレルギーを接種し続けると、身体がこの食べ物は安全なものだと認識しなおしてくれる
  • いま、一緒に頑張ることで、大きくなったときに何の制限もなく食事ができるようになる
  • 食べられるものが増えるということは、災害などの非常時に食べられる救援物資が増えて命が助かる可能性が高まる
  • 大人になってから頑張るのでは遅い

妹にとって負荷試験を続けることは、大きな負担になっていると感じています

けれど、これからどんどん成長し世界が広がっていくと様々な人との付き合いが増えてきます

すべての人がアレルギーに理解があるとは限らないです

他人の「これぐらいなら大丈夫でしょう」という安易な考えで

妹に危険が起きる可能性も十分にあると思います

私の目が行き届かない年齢になるまでに

ある程度の状態までは症状を改善させておきたい

これが、我が家の負荷試験を続ける理由です

次回は、医師から説明された

肌の綺麗さを保つことがアレルギー軽減につながる理由とその方法を書いていきます

ここまで読んでくださってありがとうございます

負荷試験で起きたアレルギー反応(2回目)

〇検査内容

  • 午後13時半から1回の牛乳負荷試験
  • 量は20m

〇検査を決めた理由

  • 家で10ml.を試して異変なし
  • 基本的に、負荷試験は量を倍にして進めることになっている
  • 本人がもう一度頑張ると言ってくれた

〇負荷試験当日の様子

問診終了後、14時ごろに牛乳接種

20mlを一気のみした直後から、妹の様子に違和感がでました

飲み終えた直後から、妹の身体に力が入らなくなり

私にぐったりとした様子でもたれかかりました

お茶を飲むよう勧めて、うなづくだけで

お茶を飲むことさえしんどそうな様子でした

すぐに看護師に「何か様子が変な気がします」と声をかけましたが

その時点でまだ接種後3分しかたっていなかったため

「15分は様子をみましょう」と言われました

しかし、その後1分もたたずに激しい嘔吐が始まり

吐き終わったと思ったらそのまま意識がなくなりました

意識がなくなったのか、しんどくて眠ってしまったのか

どちらかは今でもわかりませんが(医師からも特に説明はありませんでした)

呼びかけても反応はありませんでした

すぐに看護師が医師を呼びに行きました

医師が来るまでに妹の着替えを済ませ、ベッドを移動しました

その後、薬を口の中に入れ

妹の身体に心電図を装着していきました

はっきりと目を覚ますまで1時間ぐらいかかったと思います

その時、私もかなりパニックになっており

記憶が曖昧な箇所が多いのですが

何度もアラームが鳴るので怖くて仕方なかったことははっきりと覚えています

看護師は妹の様子をみると

すぐに手慣れた様子でアラーム音を消していましたので

たいしたことはなかったのかと思いますが

私にはなぜアラームが鳴るかの知識が全くないため

涙が止まりませんでした

冷静になった今では、アラームが鳴る理由をきちんと確認すれば

もう少し落ち着いて傍にいられたかもしれないと思います

目を覚ましたあと、追加で薬を飲みましたが

妹の全身に湿疹が広がり、身体をかき始めました

その時点で15時半ごろで

医師からは「16時までに湿疹が収まらなければ入院になる」と伝えられました

しかし、その後急速に体調が回復し

笑いながら話をするようになり、湿疹もおさまりました

そのため家でアレルギー反応がでた場合の薬を2種類処方してもらい

16時半すぎに帰宅許可がでました

〇帰宅後の様子

帰宅後は食欲はなく、疲れた様子ではありましたが

機嫌もよくアレルギー反応はでませんでした

次の日は念のため幼稚園は休ませ、家でゆっくりしてすごしました

異変があったのは夕食後の17時ごろです

急に激しい嘔吐が始まり、合計3回吐きました

すぐに病院に電話し、様子を伝え

処方された薬を飲むべきか、病院に行くべきか、救急車を呼ぶほうが良いのかを確認しました

病院からは

「負荷試験後24時間経過しているのでアレルギー反応ではない」

「処方した薬も飲む必要はないが、もし気になるなら近くの病院にいってほしい」

という趣旨の返答がありました

そのため、その日は結局薬は飲まず家で安静にしてすごしました

その後、容体は落ち着きましたが

1週間下痢が続きました

外来受診の際に改めて上記の内容を伝え

アレルギー反応ではないのかと確認しましたが

医師からは

「アレルギー反応で一週間も下痢は続かないので、胃腸炎にかかっていたのではないか」

という趣旨の返答でした

2回目のアレルギー反応はかなり強かったため

私も妹もショックが大きく負荷試験は休憩することにしました

親としても、まだ小さい子どもに大きな負担をかけてしまったことが心苦しかったです

ただ、医師からは負荷試験を進める意味はきっちりと説明を受け

負荷試験の必要性は理解しているため

焦らず、今までに以上にしっかりと考え

安全な量で今後も負荷試験は続けていこうと思っています

次に、医師から受けた負荷試験の必要性について書いていきたいと思います

ここまで読んでくださってありがとうございます