大学病院で教わったヒヤリハット事例
大学病院では、ときどきヒヤリハット事例を教えてもらえることがあります。
その内容がとても実用的で、「知っているかどうかで危険度が変わる」と感じるものばかりです。
今回は、その中でも特に印象に残っている事例を、情報共有として書いてみたいと思います。
ドリンクバーの機械に潜むリスク
ファミレスなどにあるドリンクバーの機械には、たくさんの種類の飲み物が入っています。
ここで注意が必要なのが、
自分の前に使った人が、乳製品を含む飲み物(カルピスなど)を入れていた場合です。
ドリンクバーの機械は、
👉 飲み物の通るノズルが1つしかないことが多く、
👉 自分がオレンジジュースのボタンを押していても、
👉 ノズル内に残ったカルピスなどが混ざる可能性があります。
つまり、
見た目はオレンジジュースでも、乳成分が含まれている可能性があるということです。
わが家の場合(今と1歳のころの違い)
妹は現在、牛乳10mlまでならアレルギー症状が出ないため、
多少混入していたとしても問題ない状態です。
しかし、1歳のころは違いました。
ほんのわずかな量でも症状が出る可能性があり、
その当時はドリンクバーの飲み物を飲ませることはできませんでした。
なぜ牛乳負荷試験は「0.1ml」から始まるのか
牛乳の負荷試験は、0.1mlから始まりました。
最初に医師から
「0.1mlから始めます」と聞いたとき、正直に言うと、
そんなに少ない量で、何の意味があるのだろう?
と思いました。
その気持ちをそのまま伝え、
「もう少し多い量から始められないのですか?」と質問しました。
すると、医師は先ほどのドリンクバーの事例を教えてくれました。
医師から教わった大切なこと
医師からは、次のように説明を受けました。
- 0.1mlでさえ飲めない子どもは、一定数いる
- 特に妹のように小さい子どもの場合、
0.1mlでも重い症状が出る可能性は決して低くない - だからこそ、焦らず、安全第一で少量から始めることが大切
その話を聞いて、
「意味がない量」だと思っていた0.1mlが、
命を守るために必要な大切な一歩なのだと気づきました。
負荷試験をしているかどうかで変わる判断
もし、
- 0.1mlでも牛乳を飲めると分かっていれば
→ ドリンクバーの機械で入れた飲み物も、そこまで危険ではないかもしれません。
一方で、
- 一度も負荷試験をしたことがなく
- どれくらいの量が飲めるのか全く分からない
という場合は、
ドリンクバーの飲み物には少し慎重になっても良いと感じます。
少量が分かるだけで、安心が増える
負荷試験で
「少量なら口に含んでも大丈夫」ということが分かっていれば、
- 外食時の不安が減る
- ドリンクバーも安心して利用できる
- 親の判断に自信が持てる
それだけでも、
負荷試験をする価値は十分にあるのかもしれません。
何かの参考になればうれしいです。
ここまで読んでくださって、ありがとうございました。


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