「妹のアレルギー肌に使っているリドメックス軟膏コーワ0.3%の使い方と体験」



こんにちは。
今日は妹のアレルギー肌に使っている塗り薬、**リドメックス軟膏コーワ0.3%**について書きたいと思います。

我が家では、医師の指導のもと肌状態改善とキープのために使用しています。


💊 リドメックス軟膏コーワ0.3%ってどんな薬?

  • 皮膚の炎症を抑える中くらいの強さのステロイド薬
  • 湿疹やアレルギーによるかゆみに効果的
  • 適切に使うことで、肌の状態を改善できる

🕘 わが家での使い方

  • 最初は毎日朝晩2回塗布
  • 肌の状態が改善するにつれ、少しずつ量を減らして調整
  • 現在は水曜日と土曜日の入浴後に1回塗るだけになりました

ステロイド薬は長期間使用すると、皮膚が薄くなったり、免疫抑制作用で感染症のリスクが上がるなどのデメリットがあります。
でも、使わなければ肌は改善せず、毎日かゆみとの戦いになってしまいます。

そのため、肌の状態を見ながら適切な回数で少しずつ量を減らすことがポイントです。
妹は、週2回から1回に減らすと肌がざらつき、かき始めるので、肌が強くなるまでは焦らず様子を見ています。


✨ 使い方のポイント(わが家の場合)

  • 量の目安:大人の人差し指の爪先から第一関節までで、両手のひら程度をカバーするイメージ
  • 目の周りは慎重に使用
  • 肌への刺激になるので、すりこむように塗らず、優しく滑らせるように塗る
  • 改善したからといって、急に塗るのをやめない

🌟 実際に使ってみて

ステロイドにはマイナスイメージがあり、最初は親も難色を示しました。
でも実際に使ってみると、肌状態がぐっと改善。

妹の肌はもともと荒れていて赤黒く、目も腫れぼったかったのですが、
今ではかゆみを訴えることもなく、ひっかき傷もなくなり、肌の色も明るくなりました。妹は、こんなにも色白の子だったのかと驚きました。
使って本当に良かったと感じています。


⚠ 注意点

改善したと思って急にやめると、以前よりひどい状態にぶり返すことがあります。
そのため、数か月かけて少しずつ量を減らすのが安心です。

それと、ステロイドは生後7か月から使用し始めたのですが、半年ぐらいたってから副作用による体毛の濃さが気になるようになりました。

今、妹は3歳半なのですが、二次性徴を迎えた子供ぐらいの毛の濃さです。

毛が濃くなるなるにつれて、夏場の匂いも気になるようになりました。匂いに関しては両親からも指摘をうけました。子供ですので汗がかきやすいため、体毛が濃いと雑菌がわきやすいのかもしれません。

ステロイドの使用をやめれば、治りやすい副作用らしいですが、まだ継続中のため治るかどうかはわかりません。

今はまだ小さいので妹自身は体毛の濃さや匂いに関しては何も気にしてはいませんが、成長するにつれて気になるかと思います。その時には、薬の影響のせいであること、ステロイドをやめても治らなければ脱毛しても良いと伝えようかと思っています。

次回はヒルロイドについて書いていきたいと思います

ここまで読んでくださってありがとうございます

綺麗な肌を保つために

綺麗な肌を保つ理由について、B病院で受けた指導内容をもとにまとめてみます。

アレルギーは「口から適量を接種すれば改善する」ことがわかっていますが、一方で口以外の場所、つまり肌からアレルゲンが侵入すると症状が悪化することがあるそうです。特に傷や肌荒れでバリア機能が低下していると、そのリスクが高まります。だからこそ、普段から肌をきれいな状態に保つことがとても大切だと教わりました✨

我が家で実践していることは以下の5つです。


① お風呂・シャワーの温度は冬でも38度♨️

熱すぎるお湯は皮膚のバリア機能や保湿成分を奪ってしまいます。38度のぬるま湯なら皮脂を過剰に落とさず、潤いを守れます。
ただ、冬は少し寒いので浴室暖房を使ったり、シャワーを壁にかけて湯気で浴室を温めたり、マット、すのこを敷く、脱衣所にヒーターを置くなどの工夫をしています。


② シャンプーやボディーソープの成分チェック🧴

妹のアレルギーがわかるまでは、牛乳石鹸やマー&ミーLatteを使っていましたが、どちらも牛乳成分入りでした。牛乳由来成分が入っていない製品に変えただけで、肌がぐんときれいになったのは驚きでした。その後、ほかにどのような製品に牛乳成分が含まれているのか調べたところ、リファの製品にも含まれていました。購入前に成分を確認することが本当に大切だと改めて実感しました。


③ 大量の泡でやさしく洗う🫧

理想はCMのようなふわふわの泡。泡で出てくるタイプは弾力が弱く、肌を摩擦してしまうので、洗面器に泡立てタオルとボディーソープを入れて山盛りの泡をつくり、手でやさしく洗っています。


④ 保湿剤は朝晩たっぷり💧

ティッシュが肌にくっつくくらいたっぷり塗るようにと指導されました。大人の人差し指の指先から第一関節までで、大人の両掌分を塗れます。身長90センチの妹では、人差し指の指先から根元までの長さ3本ぐらいの量を使用しています。それだけの量をたっぷりと塗ると、次に塗るときまで肌がしっとり柔らかく保たれているのを実感します。


⑤ 汗をかいたらすぐにシャワー🚿

タオルで拭くと摩擦でかえって肌荒れを悪化させることがあるそうです。可能な限りシャワーで流して、着替えさせるようにしています。夏場は帰宅後すぐにシャワーが定番になりました。


これらは、実際に妹に試してみて効果を感じられた方法です。少し手間はかかりますが、毎日の積み重ねで「肌をきれいに保つ」ことができているように思います🌿

次回は、妹が使用している薬について書いていきたいと思います。
ここまで読んでくださって、ありがとうございます。

負荷試験を続ける理由

そもそも負荷試験とは何か

子どもにアレルギーがあると「この食べ物はどのくらいなら大丈夫なの?」「もしかしたらもう食べられるかも?」という疑問はつきものです。そんなときに行われる検査が「アレルギー負荷試験(食物経口負荷試験)」です。

負荷試験ってどんな検査?

アレルギーが疑われる食品(卵・牛乳・小麦など)を、医師の管理のもとでごく少量から食べてみて、体にどんな反応が出るかを調べる検査です。
血液検査や皮膚テストだけでは「実際に食べられるかどうか」はわからないため、より確実な診断のために行われます。

なぜ子どもに必要なの?

  • 本当にアレルギーがあるかを確かめるため
  • どのくらいの量までなら食べられるのか(安全な量の目安)を知るため
  • 成長にともなって食べられるようになっているか確認するため

特に子どもは成長とともにアレルギーが改善することも多いため、「負荷試験」は食生活の幅を広げる大切なステップになります。

実際の流れは?

負荷試験は必ず病院で行います。
少量からスタートし、時間をかけて少しずつ増やしながら、医師や看護師がしっかりと見守ります。強い症状が出る場合もあるので、救急対応ができる体制の整った環境でのみ実施されます。

親として知っておきたいこと

  • 自宅で自己判断して試すのは絶対に危険
  • 必要かどうかは必ず医師と相談して決める
  • 結果によって食べられる範囲が広がることもあり、子どもにとって大きな自信につながる

子どもの食物アレルギーは、毎日の食事や園・学校生活に大きく影響します。だからこそ、正しい検査を受けて「どこまで大丈夫なのか」を知ることは、親子にとって大きな安心につながります。

以上が今まで書いた負荷試験の内容について簡潔にまとめた内容です

上記にプラスして、私が負荷試験を頑張ろうと決めた医師の説明は下記になります

負荷試験を続ける理由

  • 何もしなくても全体の7割は大人になるとアレルギーは治る。しかし、3割は治ることなく一生アレルギーと付き合うことになる。そうならないために、負荷試験が必要
  • 症状がでない、安全な量のアレルギーを接種し続けると、身体がこの食べ物は安全なものだと認識しなおしてくれる
  • いま、一緒に頑張ることで、大きくなったときに何の制限もなく食事ができるようになる
  • 食べられるものが増えるということは、災害などの非常時に食べられる救援物資が増えて命が助かる可能性が高まる
  • 大人になってから頑張るのでは遅い

妹にとって負荷試験を続けることは、大きな負担になっていると感じています

けれど、これからどんどん成長し世界が広がっていくと様々な人との付き合いが増えてきます

すべての人がアレルギーに理解があるとは限らないです

他人の「これぐらいなら大丈夫でしょう」という安易な考えで

妹に危険が起きる可能性も十分にあると思います

私の目が行き届かない年齢になるまでに

ある程度の状態までは症状を改善させておきたい

これが、我が家の負荷試験を続ける理由です

次回は、医師から説明された

肌の綺麗さを保つことがアレルギー軽減につながる理由とその方法を書いていきます

ここまで読んでくださってありがとうございます

負荷試験で起きたアレルギー反応(2回目)

〇検査内容

  • 午後13時半から1回の牛乳負荷試験
  • 量は20m

〇検査を決めた理由

  • 家で10ml.を試して異変なし
  • 基本的に、負荷試験は量を倍にして進めることになっている
  • 本人がもう一度頑張ると言ってくれた

〇負荷試験当日の様子

問診終了後、14時ごろに牛乳接種

20mlを一気のみした直後から、妹の様子に違和感がでました

飲み終えた直後から、妹の身体に力が入らなくなり

私にぐったりとした様子でもたれかかりました

お茶を飲むよう勧めて、うなづくだけで

お茶を飲むことさえしんどそうな様子でした

すぐに看護師に「何か様子が変な気がします」と声をかけましたが

その時点でまだ接種後3分しかたっていなかったため

「15分は様子をみましょう」と言われました

しかし、その後1分もたたずに激しい嘔吐が始まり

吐き終わったと思ったらそのまま意識がなくなりました

意識がなくなったのか、しんどくて眠ってしまったのか

どちらかは今でもわかりませんが(医師からも特に説明はありませんでした)

呼びかけても反応はありませんでした

すぐに看護師が医師を呼びに行きました

医師が来るまでに妹の着替えを済ませ、ベッドを移動しました

その後、薬を口の中に入れ

妹の身体に心電図を装着していきました

はっきりと目を覚ますまで1時間ぐらいかかったと思います

その時、私もかなりパニックになっており

記憶が曖昧な箇所が多いのですが

何度もアラームが鳴るので怖くて仕方なかったことははっきりと覚えています

看護師は妹の様子をみると

すぐに手慣れた様子でアラーム音を消していましたので

たいしたことはなかったのかと思いますが

私にはなぜアラームが鳴るかの知識が全くないため

涙が止まりませんでした

冷静になった今では、アラームが鳴る理由をきちんと確認すれば

もう少し落ち着いて傍にいられたかもしれないと思います

目を覚ましたあと、追加で薬を飲みましたが

妹の全身に湿疹が広がり、身体をかき始めました

その時点で15時半ごろで

医師からは「16時までに湿疹が収まらなければ入院になる」と伝えられました

しかし、その後急速に体調が回復し

笑いながら話をするようになり、湿疹もおさまりました

そのため家でアレルギー反応がでた場合の薬を2種類処方してもらい

16時半すぎに帰宅許可がでました

〇帰宅後の様子

帰宅後は食欲はなく、疲れた様子ではありましたが

機嫌もよくアレルギー反応はでませんでした

次の日は念のため幼稚園は休ませ、家でゆっくりしてすごしました

異変があったのは夕食後の17時ごろです

急に激しい嘔吐が始まり、合計3回吐きました

すぐに病院に電話し、様子を伝え

処方された薬を飲むべきか、病院に行くべきか、救急車を呼ぶほうが良いのかを確認しました

病院からは

「負荷試験後24時間経過しているのでアレルギー反応ではない」

「処方した薬も飲む必要はないが、もし気になるなら近くの病院にいってほしい」

という趣旨の返答がありました

そのため、その日は結局薬は飲まず家で安静にしてすごしました

その後、容体は落ち着きましたが

1週間下痢が続きました

外来受診の際に改めて上記の内容を伝え

アレルギー反応ではないのかと確認しましたが

医師からは

「アレルギー反応で一週間も下痢は続かないので、胃腸炎にかかっていたのではないか」

という趣旨の返答でした

2回目のアレルギー反応はかなり強かったため

私も妹もショックが大きく負荷試験は休憩することにしました

親としても、まだ小さい子どもに大きな負担をかけてしまったことが心苦しかったです

ただ、医師からは負荷試験を進める意味はきっちりと説明を受け

負荷試験の必要性は理解しているため

焦らず、今までに以上にしっかりと考え

安全な量で今後も負荷試験は続けていこうと思っています

次に、医師から受けた負荷試験の必要性について書いていきたいと思います

ここまで読んでくださってありがとうございます

負荷試験で起きたアレルギー反応


こんにちは、yuyuです。
今回は、妹が負荷試験で実際にアレルギー反応を起こしたときの様子をまとめます。
2回経験していますが、今回は1回目の反応についてです。


負荷試験1回目の内容

  • 検査内容:1日で3回の牛乳負荷試験
    • 1回目:5ml
    • 2回目:10ml
    • 3回目:15ml
  • 検査内容を決めた理由
    • これまでの負荷試験で4mlまでは成功
    • 本人が牛乳を「おいしい」と話しており、抵抗感が低い
    • 血液検査の結果がランク3まで急降下
    • 親も早く進めたい気持ちがあった
    • 医師も肌状態や本人の様子から大丈夫だと判断

当日の様子

  • 9時頃:1回目(5ml)接種
    • 妹の様子に問題なし、「おいしい」と機嫌も良好
  • 9時半頃:2回目(10ml)接種
    • 飲んでいる最中から「舌が痛い」「ピリピリする」と訴える
    • 飲み終わった後も「口が痛い」と繰り返す
    • 何度もお茶を飲みたがる
  • 10時頃:3回目(15ml)接種
    • 飲んだ直後から咳が止まらず、鼻水や目のかゆみも訴える
    • 看護師に伝え様子を見るが、症状は悪化
    • 医師に診てもらうと喘息症状と診断
    • 最初は自力でアレルギー反応を抑えられるかの確認をしたいということで薬は処方されなかったが症状が続き、私が耐えられなくなり薬の処方をお願い
    • 薬を使った後、症状は落ち着き笑顔も戻った

負荷試験後の様子

  • 帰宅後は明確な症状はなし
  • しかし、2日間ほど便がゆるめで、少し疲れた様子
  • 「頑張るのいやだな」「牛乳はしばらく飲ませないでね」と拒否感も出た

外来受診での話

  • 医師からは
    • 「2回目の接種時にすでにアレルギーが出ていた可能性あり」
    • 「家で10mlを試して問題なければ、次回20mlに挑戦」

実際に家で10mlを試すと異常なし。
次回、20mlに挑戦したところ、強い症状が出てしまいました
そのときの様子については、次回詳しく書きたいと思います。


ここまで読んでくださって、ありがとうございました。

負荷試験の感想

何度も負荷試験を経験し、良かったこと、辛かったことがいろいろありました

それらをいくつか追加で記載したあと、どちらの病院がよかったか感想をかいていきます

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負荷試験を受けてよかったこと

  1. 妹自身がアレルギーは治るものだと実感できた
  2. 姉が妹のアレルギーに対してしっかりと認識でき、思いやりをもてるようになった
  3. 外食のハードルが下がった
  4. 友達と外食をしやすくなった

B病院ではどの食材にどれぐらいの乳製品が含まれているか計算して教えてくれます

負荷試験をするたびに食べられる市販品が増えていくため、妹は食べられないものがあっても

「おっきくなるまで食べるの待つね」と話すようになりました

「大人になった時のお楽しみ」というように前向きに考えてくれるようになりました

また、少量なら混入しても問題はないとわかったおかげで

お店から「調理場は同じです」「原材料には使用していませんが、混入している可能性がないとはいえないです」等といわれても

注文をやめることなく「それぐらいなら大丈夫です」と言えるようになりました

また、今ではミスドのポンデリング、マクドのナゲットも食べられるようになったため

友だちとフードコートで同じようなものを注文できます

周りに過剰に気を遣わせることがないため、一緒にお出かけをしやすくなりました

負荷試験で大変なこと

  1. 血液検査を何度も受ける必要がある(B病院では半年に一度の頻度。A病院はかかりつけ病院で検査したものを使用していたため行わなかった)
  2. 交通費や姉の延長保育代がかかる
  3. 妹が入院になる可能性があるため、パパも負荷試験の日は有休をとる必要がある

血液検査では注射器2本分の血をとるため、毎回激しく泣いて嫌がります

その姿をみるのも辛いですが

血液検査後は、注射をしないときも病院に行くのを嫌がり

ただの風邪で診察を受けさせるのも大変な時期がありました

また、アレルギー症状が重症化した場合はそのまま入院となります

入院になった場合、私が姉を幼稚園に迎えにいけないため

毎回パパも午後から仕事の休みをとる必要がありました

以上を踏まえたうえで

私としてはA病院よりB病院が我が家にあっていたと思います

理由は以下2点です

  • 食材に含まれるアレルギーの含有量を計算して教えてくれる
  • 検査を行う場所がベッドの上でカーテンで仕切られている

牛乳を1ml.飲めるようになるだけで、食べられる市販品が一気に増え

幼稚園に持っていくお弁当作りが格段に楽になりました

負荷試験を受ける負担よりも、日々の負担が軽減されるメリットのほうが大きいと感じられたため何度も負荷試験を受けることができました

また、妹は1歳から負荷試験を受けているため昼寝時間が絶対に必要でした

食堂で寝かしつけしようとすると、ずっと立って抱っこしておく必要があり

身体にとても負担でした

そのため、B病院からA病院に転院して良かったと感じています

次回は負荷試験でアレルギー症状が起きた時の様子を書いていきたいと思います

ここまで読んでくださってありがとうございます



負荷試験の流れ(続き)

B病院(午後の場合)

当日の流れ

  • 13時半 受付、健康観察表を提出
  • 問診を受けたあと、病室へ移動
  • 自宅から持参した負荷試験用の食材と、症状が出た場合の薬を看護師に提出
  • 看護師が食材を病院のお皿に移し、ベッドまで運ぶ
  • 運ばれてきたら開始、完食後は看護師を呼んで30分のタイマーを開始
  • 30分後、医師の問診
  • 問題なければさらに90分タイマー → 再度問診
  • 問題なければ帰宅(精算は次回の外来受診時)
  • 早ければ16時頃に終了

B病院(1日に複数回の場合)

1日に複数回行う負荷試験は、アレルギー症状が出る可能性が高くなります。そのため、以下の条件を確認してから行われます:

  • 血液検査の結果が良好
  • 子どもが食材に対する抵抗感が低い(嫌い・苦手がない)
  • 両親、医師の両方からみても大丈夫だと判断できるかどうか

我が家の場合、1回目は無事に終わりましたが、2回目は強いアレルギー症状が出てしまい、母子ともにショックを受けました。
その経験については、別の記事で詳しく書きたいと思います。

当日の流れ(例:牛乳7mlを3回に分けて試した場合)

  1. 8時半 受付、健康観察表を提出
  2. 問診を受けて病室へ移動
  3. 持参した牛乳と薬を看護師に渡す
  4. 牛乳1mlをスポイトで飲む → 30分後問診
  5. 牛乳2mlを飲む → 30分後問診
  6. 牛乳4mlを飲む → 120分タイマー → 問診
  7. 昼食配膳 → 食後帰宅(精算は次回外来)

病院ごとのメリット・デメリット

A病院

メリット

  • 全員が一斉に行うため常に医師の目がある
  • 食材は病院が用意してくれるため、食中毒や卵の過熱不足などの心配がない
  • 毎回症状や体重に応じた薬が処方される
  • 終了後すぐに様子について話せる安心感
  • 会計も済んでいるため、次回の外来時の手間が少ない

デメリット

  • プライバシーが守られにくい
  • 衣服をめくって湿疹を確認しにくい
  • 問診内容が周りに聞こえる
  • 待機時間も周囲に人がいるため寝かしつけがしづらい
  • 毎回同じ動画説明を視聴
  • 早く食べ終えても全員終了まで拘束される

B病院

メリット

  • 拘束時間が短い
  • 病室で個別に行えるため、周りの目を気にせず子どもの対応が可能
  • ベッドがあるため、昼寝させやくす、待機時間の負担が軽減
  • 衣服を脱がせて身体の様子をしっかり確認できる
  • 日程調整の融通が効く

デメリット

  • 食材を自分で用意する必要があり、夏場は衛生面が心配
  • カーテンで仕切られているが医師は病室外で待機しているため、異変にすぐ対応できない可能性がある
  • 主治医とは別の医師が試験を行うため、詳細な話は次回外来までできない
  • 新しい処方薬は基本的に外来診療のときしかもらえない
  • 負荷試験2週間前から体調観察が必要なため、負担が増える

おわりに

以上が私が感じる病院ごとのメリット・デメリットです。
次回は、ここまで書ききれなかった点の追加や、個人的にどちらの病院のほうが通いやすかったかをお話ししたいと思います。

ここまで読んでくださって、ありがとうございました。

負荷試験の流れ


負荷試験の始まりから終わりまで

こんにちは、yuyuです。
今回は実際に行った負荷試験の流れをまとめてみます。

我が家は引っ越しをしたため、治療の途中で病院を転院しました。
同じ負荷試験でも、病院によって一日の流れがかなり違っていて驚きました。

今回は、仮に A病院B病院 として、それぞれの流れをご紹介します。


A病院の場合

負荷試験が始まるまで

  • かかりつけ医の紹介状を持って外来を受診
  • 血液検査の結果を参考に「どの食材をどのくらいの量で試すか」を決定
  • 負荷試験の日程や持ち物、同意書の説明を受ける

当日の持ち物

  • 一泊分のお泊りセット(症状が強く出た場合はそのまま入院になるため)
  • 同意書や連帯保証人の書類
  • 待機時間を過ごすためのおもちゃ

当日の流れ

  • 8時までに病院到着・受付
  • 8時半から全員で注意事項の動画を視聴
  • 食堂に移動し、名前を確認後に病院が用意した食材を食べる
  • 食事中は複数の医師が待機し、全員を観察
  • 食後に問診 → 2時間待機 → 再度問診
  • 昼食(アレルギー食材なし)が配膳
  • 薬を処方されて精算・帰宅

「みんなで同じ空間で試験を受ける」というのがA病院の特徴でした。


B病院の場合

負荷試験が始まるまで

  • 紹介状を持参して外来受診
  • 血液検査を再度実施し、結果が出たころに再診
  • 食材や量を決めて日程を調整
  • B病院では「午前」「午後」「1日に複数回」と選べました(今回は午前の場合を記載します)

当日の持ち物

  • 一泊分のお泊りセット
  • 処方薬
  • 試す食材(自宅から持参)
  • 同意書や保証人の書類
  • 健康観察表(2週間分の体調記録)
  • 箸やスプーン、お茶、おもちゃ

当日の流れ

  • 8時半受付、健康観察表を提出
  • 体調に問題なければ問診 → 病室へ移動
  • 持参した食材を病院のお皿に移し、ベッドで食べる
  • 食べ終わったら看護師に確認してもらい、30分待機 → 医師の問診
  • さらに90分待機 → 再度問診
  • 問題がなければ昼食が配膳され、食べ終えた人から順に帰宅
  • 精算は次回の外来時に行う

こちらは 個室で落ち着いて行うスタイル でした。


おわりに

こうして比べてみると、同じ「負荷試験」でも病院によってかなり違うことが分かります。
それぞれに良さや大変さがあり、親としてはどちらも経験して初めて気づいたことがたくさんありました。

次回は、A病院とB病院のメリット・デメリットを比較してまとめたいと思います。

ここまで読んでくださって、ありがとうございました。

負荷試験のデメリット

前回はメリットのみ記載しました

今回はデメリットを記載していきます

負荷試験のデメリットについて

こんにちは、yuyuです。
前回は「負荷試験のメリット」について書きましたが、今回はデメリットについて私の体験を交えてまとめたいと思います。


1. 子どもの負担になる

少量とはいえ、アレルギーを誘発する食材を口にすることは、子どもにとって大きな負担です。

妹も「舌がピリピリする」「おいしくない」「食べたくない」と訴えることがよくありました。
ただ、明確なアレルギー症状が出ない限りは「もう少し頑張ろう」と声をかけ、前回より少しでも多く食べられるように誘導します。

本人にとっては精神的にもつらいことですし、負荷試験をした日は早く寝たり、機嫌が悪くなったりすることも多く、肉体的な負担も感じられました。


2. お金と時間がかかる

我が家の地域では子どもの医療費は無料ですが、負荷試験は入院設備のある病院でしか行えないため、交通費が想像以上にかかりました。

また、負荷試験は食べ終えたあと2時間の待機があり、その後に医師の診察を受けて「大丈夫」と判断されてからやっと帰宅できます。
そのため、通院日はほぼ1日がかりになります。


3. 症状が悪化するリスク

本人の許容量を超えてしまいアレルギー症状が出た場合、その後の数値が悪化し、元に戻るまで半年かかったこともありました。

また、肌荒れもひどくなり、それまで週2回のステロイドで落ち着いていたのに、1か月間は毎日塗らなければならないほど症状が悪化してしまったこともあります。

「少しでも多く食べられるように」という気持ちが先走り、つい量を増やしてしまった結果、妹に辛い思いをさせてしまったことを後悔しました。


まとめ

以上の3点が、私が感じた負荷試験のデメリットです。

負荷試験を進めることは、子どもにとっても親にとっても負担があります。
身体や心、時間や経済的に余裕があるときに取り組み、余裕がないときは思い切って数か月お休みすることも大切だと感じました。

次回は、実際に行った負荷試験の流れを細かく記録していきたいと思います。
ここまで読んでくださって、ありがとうございました。

負荷試験のメリット

負荷試験のメリットについて

こんにちは、yuyuです。
今回は「食物負荷試験」を受けて感じたメリットについて書いていきます。


1. アレルギーレベルが“実際に”わかる

血液検査の結果が「0~6段階のうち3」であったとしても、必ずしも症状が出るわけではありません。

実際に妹も、大豆・小麦がクラス3と出ていましたが、負荷試験で何度か食べても一度も症状は出ませんでした。
逆に、卵白は加熱済みのものだとクラス2と低い数値でしたが、食べると嘔吐や下痢の症状が出てしまいました。

この経験から、血液検査の数値はあくまでも目安であり、実際に食べてみないとわからない部分があると実感しました。
ただし、アレルギー症状が出る可能性がある食材を自宅で試すのはとても不安…。
そのため、医師のもとで行うことが親子ともに安心だと思います。


2. 食べられるものが増える

牛乳や卵を数ミリ・数グラム食べられるだけで、食べられる食品の幅がぐんと広がります。

例えば…

  • 牛乳2mlが飲めるようになると「超熟 食パン(6枚切り)1枚」が食べられる
  • 卵10gが食べられるようになると「ミスドのポン・デ・リング1個」が食べられる

通院している病院では、市販品にどのくらい牛乳や卵が含まれているかを調べて教えてくれるので、とても助かっています。

市販品の選択肢が増えると親の負担も減りますし、何より妹自身が家族や友達と同じものを食べられることを喜んでいる姿を見ると本当に嬉しいです。

ただし、体調によっては普段食べられている量でも「舌が痛い」と訴えることもあるので、必ず主治医と相談のうえ、子どもの様子を見ながら試すことが大切です。


3. 防災対策になる

被災時に届く救援物資は、必ずしもアレルギー対応ではありません。
例えば、備蓄の定番であるアルファ米にも、種類によっては乳を含むものがあります。

少しでも食べられる選択肢を増やしておくことは、いざという時に子どもの命を守ることにつながると感じています。


4. アレルギーが改善していく可能性がある

アレルギー症状が出ない範囲の量を少しずつ日々摂取することで、体が「これは大丈夫なもの」と学習し、少しずつ改善していくそうです。

医師からは、

  • 何もしなくても7割のアレルギーは成長とともに改善する
  • けれども3割は大人になっても治らない

と説明を受けました。
その「治らない3割」に入らないように、負荷試験で安全な量を確認しながら続けていくことが大切だと考えています。


まとめ

以上の4点が、私が考える「負荷試験のメリット」です。
もちろん、医師や病院によって考え方はさまざまなので、参考程度に読んでいただけたらうれしいです。

ここまでメリットをお話ししましたが、実際に通ってみると「大変だな…」と感じることもたくさんありました。
次回は、そんな負荷試験のデメリットについて、わが家の正直な気持ちを交えてお伝えしたいと思います。


ここまで読んでくださってありがとうございました!